病理医研究者のぼちぼち日記

病理医で研究者の著者が病理のことを中心にのんびりつづるブログ

解説

かんたんな HIV/AIDS の話 その1

12月1日は「世界エイズデー」でした。 この時期はHIV/エイズ関連の情報がたくさん流れてきます。 いくつかのSNSなどで、「いまHIVでは死にません」というキャッチフレーズが流れてきました。発信源は「大阪HIV検査.jp」でした。 これはちょっと、「言いすぎ…

かんたんな免疫学の話 その3

簡単に免疫システムを解説してみようという企画の第三回です。 振り返り 前回までは さて、前二回は獲得免疫の話をしてきました。といってもすごくざっくりで、王道のみを行きました。 簡単にまとめなおすと、獲得免疫= adaptive immune system はリンパ球で…

ごくごく簡単な「ゲノム編集」の話

できるだけ簡単に解説してみようという試み、今回はちょっと時事ネタに絡めて、ゲノム編集のお話をしてみたいと思います。 ゲノム編集で双子が誕生?? 先週、中国でゲノム編集技術をつかってヒト受精卵の遺伝子改変をおこない、双子が生まれたというニュース…

かんたんな免疫学の話 その2

第二回です。前回に引き続き。 どこまで話していたかというと免疫システムにはそして獲得免疫と自然免疫がある。 そして獲得免疫をまず見ていくことにしていました。 獲得免疫の主人公の一つはリンパ球ですが、これはB細胞とT細胞に分かれていました。 そし…

かんたんな免疫学の話 その1

今、私はウイルス学を研究しているんですが、実際には免疫学をやっています。 細かいことはまた説明しますが、免疫学というのはとても広い分野であり、感染症の理解には必須ですし、現在ではオンコロジーといって、腫瘍・がんなどを研究する分野でも重要です…