おすすめ書籍の紹介です。 今回は私が専門としている血液病理の本です。
【出版社】医学書院
「病理(診断側)からみた」血液疾患のテキスト。
症例集(アトラスベース)の形をとりながら、病理組織を中心軸に見逃してはならないような基本的な疾患から、ややマニアックな疾患まで44例が解説されている。
臨床情報は少なめで組織画像で呈示(アトラスベースであり、まさに病理である)、解説は画像の再掲と図示、コラム付きで読みやすくわかりやすい。
体系的に知識を得る用途ではないが、あぁ、これは知っておくといいな、というものから、血液病理のとっかかりの入門本、病理医との共通言語の把握程度を目的に読むにはちょうど良いように思いました。
血液病理関係のこの類いの読み物~入門テキストというものがなかったので、読んでいて楽しかった。もっと細かい専門書ならいくらでもよい本がありますが、とっつき、とっかかり、まずは血液病理をのぞいてみたい人のためのはじめの書としてgood!
おすすめ。
★★★★★ (5/5)